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アラブの琴とも言われるカヌーン

You tubeを旅していて、こんな素敵な映像を見つけました。



両手に金属のピックをはめて演奏している最中に、左手で何やら

小さなレバーを操作しているのが見受けられます。


これは、フレーズによって調律を変更しているのです。


ヴァイオリンとかギターなどは、ちょっとした温度の変化や演奏

そのものによっても結構チューニングが狂うものなので、すきあ

らば修正しながら演奏を進めていきます。

ですが、このカヌーンの場合は‘修正’ではなくて‘変更’なの

です。


アラブの音楽は西洋音楽では当たり前とされる和声という考え方

がなくて、旋律のみで音楽を形作っていきます。

「な~んだ、じゃあメロディーだけで伴奏がないってことは単純

じゃん」と思ったあーた。

人間が歴史を重ね、心血を注ぎ込んで作るものに、単純なんても

のがあろうわけがありません。

それは一方からの価値観でものを見て判断しているだけのこと。


西洋音楽にもアラブの音楽にも共通する概念としてモードという

ものがあります。

たぶん、言葉の出所としてはファッション業界で使われているも

のと同じかも知れません。

音楽の『モード』を日本語に置き換えると『旋法』と言われます。

わかり易く言うと『音階』とほとんど同義といっても差し支えな

いでしょう。

これをアラブ音楽ではマカームといいます。



単旋律のアラブの音楽が単細胞でない証拠をお見せしますと、西

洋音楽では『長調』と『短調』のふたつしかないものがアラブ音

楽のマカームは、よく使うものでも40種類、すべて網羅すれば

150種類以上もあるそうなのです!!

ガ~ンですよね。

西洋音楽にどっぷりと浸かっている我々から見れば、そんなのど

うやって憶えるんだ!?ですが、漢字のわからない国の人からす

れば、同じ感興を抱くのだと思いますよ。

どうしてあんなにたくさんの文字を読み書きできるんだ!?と。


ま、僕はせいぜい40個くらいですけど・・・


あの小さなレバーは音階を変えるためのものだったのです。

それも、ほんのわずかの音程を変えるだけなんです。

アラブ音楽には『微分音』といって、西洋音楽の半音よりも狭い

音程が存在するんです!

この事実を初めて知った(知ってしまった)ときには頭がくらく

らするくらいに面食らってしまったものです。

いや、正確には‘過去形’ではなくて、まだ「これはどうしてく

れようぞ」なんですが・・・。

目の前にそびえるアラブのマカーム山にまだ一歩も足をかけられ

ないでいます。


ただ、聴いていて、前ほどオンチには感じられず、いくらかは味

わえるようになってきたかな。

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【】
あーんっ ジャッキーさまの探してくる動画って素敵だわ~♪
フルートでも「微分音」ってやつを出すことがあるらしいんだけれど、
上級者向けだからワタクシにはわからないわ~。
でもリングキーぢゃないとできないって聞いたことあるの。
その点、弦はいくらでもできちゃうわねっ!
素人なコメントで、ごめんなさいねーっ!!
【】
眠れぬ森のお姫さま

現代のフルートは西洋音階を演奏することを前提に機能的に設計されているので、微分音は難しいですよね。その点、日本の篠笛などは指の微妙な開け閉めと息の吹き込み具合から、ポルタメント的に別の音に移行することが出来るようです。
参考までに、2月15日付の拙文「世にも不思議な・・・」をご覧あそばせ。
きっと、ド肝を抜かれると思いますよ(笑)
【】
今、あきらかに変えたねぇと分かる部分があって、面白いですね。それにしても丸い球や、円柱があって、よく見えないのが残念。
日本で琴の琴柱を動かすのとちょっと似ていますね。そういえば、「こと」は琴と箏という字を使うけど、琴柱の有無で字が違うのだと聞きました(どちらなのかを忘れてしまったのが私らしいけど)。日本の楽器も音程を息の吹込みなどで簡単に変えられるものが多いから、味がありますね。篳篥(ひちりき)や能管は、音程があってないようなもの。日本の楽器や唄は、メリとかハリと言って、音程をやや下げたり上げたりするようです(詳しくないけど)。
西洋音楽も、長調短調の2つのモードが大勢になってしまったけど、スコットランド民謡などに別のモードが残っていて、それが日本人の郷愁を刺激するようです。
【】
ト音記号先生(ですよね)

そうかー。そういえば、日本の琴も途中で琴柱を動かしますね。
ブルース音楽のブルーノートという特別な音も、実は半音で表されるものではなかったのだということです。いろいろと奥が深いです。
【拝見しました♪】
マイクロトーンピアノ・・・しゅごいっ!
作っちゃうザウターもすごいけれど、知ってるジャッキーさまもすごい!

もうクラクラしちゃう世界ですわ~。

もっと若かったら、頑張ってお勉強してレッスン受けて音大に入るのにぃ。
あ、専攻はね・・・やっぱりフレキシブルな声楽かな(笑)
【】
はい、ト音記号でした。すみません。

明日、ピアノを弾く予定があって、何を弾こうかなぁ(といつも行き当たりばったり+ほぼ初見)と楽譜をペラペラめくっていたら、グリーンスリーブスがありました。これも長調でも短調でもないな・・・と思いつつ、じゃ何のモードかと考えましたが、レから始まるのが、何だったかさっぱり思い出せない私。我ながらあきれてしまいます。
【】
眠れぬ森のお姫さま

大人になってから始めるには、声楽がいちばん‘それなりに’なるのが早いかも知れませんね。
いつだったかの日本音コンの声楽部門で優勝した方(女性でした)はもともと管楽器で留学されていたのだそうです。海外では器楽を専攻していても途中で声楽にくら替えするのは珍しくないそうです。
そんなもんなんだ~と軽い気持ちで歌ってみたら、あら!案外わたしイケるかも?となったみたいで・・・。
【】
ト音記号さん

ピンポーン♪やっぱりト音記号さんでした(ホッ)
レから始まるのは『ドリアン』ですね。

ルネッサンス舞踊とともに聴くグリーンスリーブスはいいですよ。
知り合いに日本では珍しいルネッサンス舞踊の研究家の方がいます。
衣装は向こうの文献からおこされるそうで、限りなくその当時の本物に近いです。
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ジャッキー

Author:ジャッキー
★マルチでありたいミュージシャン

フラメンコギターでの舞踊伴奏をするうちに、何の因果か各種パーカッション(ただしラテンはやりません)にもてあそばれる。

あがた森魚のサポート多数。
コンテンポラリーダンスグループ《まことクラヴ》では音楽・演奏担当。
FM局の音楽番組サウンド・オブ・ラテンアメリカのフラメンコの回《ムシカ・デル・ス-ル》では番組消滅までパーソナリティーを務めていた。
スペイン人ミュージシャン達にジャッキー・○ェンに似ている(?)と言われ、以来「ジャッキー」の名で音楽活動を続けている。
バレエ、演劇、語りの音楽なども。
いやはや。

でも、本業はピアノ調律師。

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