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昨日、今日と2台続けてグランドピアノのアクション(打弦機構)

の不具合に遭遇した。


専門的な名称で申し訳ないのだけれど、レペティションレバーと

いう部品と細い真鍮のスプリングの接触部分(ここは溝になって

いる)からの軋み(きしみ)音だった。


ここのメーカーは溝の部分にテフロンのようなものを塗って、直

接、木部と真鍮が擦れ合わないようにしているのだが、永年の使

用によって、そのテフロン様のものが磨耗して、掘れてしまって

いたのだった。


打鍵によってレペティションレバーとスプリングが擦れ合う距離

は、たかだか1~1.5mm程度なのだけれど、この部分から発生

する「チッ」という雑音が指まで伝わってくるので、厄介なのだ。

それだけならまだしも、その部分の摩擦過多は他の部分にも弊害

が出てくる。


まるで、目に入った一粒の砂みたいなもので、気になるったらな

い。

これに他の技術者がどのように対処しているのかは知らないけれ

ど(案外、見過ごされていることが多いと思う)僕が採用してい

る方法は、スプリングがはまり込む溝に、また何かを塗布したり

するのではなくて、細い金属の丸棒の先端部で溝の部分をしごい

て、すべらかにすることだ。


ご存知のように、木には水分を運ぶ導管という細いパイプがあっ

て、木はそれの集合体と言ってもいいほどなのだが、表面のつる

つるした金属棒などで強めに擦ってやると導管が潰れて木の表面

がピカピカしてくるのがわかる筈。


本来の姿はツルツルピカピカでないのに、擦ると光ってくるとい

うのは、一頃流行った泥団子に似ているかな?(原理は違うけれ

ど)

塗料とかオイルを塗っているのではないのに光ってくるので、白

木のテーブルあたりで試してみるのも面白いかも。


その代わり延々と時間はかかりますが。(笑)


そんなわけで別々の楽器に対して、二日連続で同じ作業をさせて

いただいたという、ちょっと珍しい出来事でした。


110125_1246~01
ピアノのメカニック


110125_1150~01
スプリングのはまった溝に青いもの(テフロンと思われる)が見

えるだろうか?


110125_1045~01
作業に使用した金属棒と、スプリングの頭を磨くための皮(研磨

剤はあえて使用せず)




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ジャッキー

Author:ジャッキー
★マルチでありたいミュージシャン

フラメンコギターでの舞踊伴奏をするうちに、何の因果か各種パーカッション(ただしラテンはやりません)にもてあそばれる。

あがた森魚のサポート多数。
コンテンポラリーダンスグループ《まことクラヴ》では音楽・演奏担当。
FM局の音楽番組サウンド・オブ・ラテンアメリカのフラメンコの回《ムシカ・デル・ス-ル》では番組消滅までパーソナリティーを務めていた。
スペイン人ミュージシャン達にジャッキー・○ェンに似ている(?)と言われ、以来「ジャッキー」の名で音楽活動を続けている。
バレエ、演劇、語りの音楽なども。
いやはや。

でも、本業はピアノ調律師。

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