2017 / 07
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You tubeをサーフィンしていてこんな素敵なナンバーに遭遇した。



実は、だいぶ以前にストックしていたのを再び聴き返してみて、あらためてさらに

「ブラボー」となったのだ。


冒頭の軽快なフレームドラムに続いて古楽的なチェンバロと弦楽の響き。

低音はヴィオラ・ダ・ガンバかと思いきやチェロのようだ。


曲は僕の大好物のパッサカリア風のコード進行で展開していく。

あたかも、小さな物語の挿絵の画集をサッサッとめくるように

いろんな風景を見せてくれる。

「ワォ」いきなりフレンチジャズ風のソロ回しに突入したぞ!

ヴァイオリン、ヴィオラ(?)ソプラノサックス、フルートの饒舌なソロのなんとカッコ

いいことよ。

各楽器のソロのバックに、絶えずチェンバロの通奏低音が寄り添っているのが、

軽快さにレースの縁取りを与えているようで優雅だねェ。


このSARBAND(猿バンドじゃないよ)の主宰は

ウラジミール・イワノフという御仁。

演奏するのはパーカッションなのだがアレンジ等は全て彼が行っている。


過去に、モーツァルトがトルコ行進曲を書いた当時のトルコではこんな感じでやって

いたんではないだろうか、とアカデミックな考察を踏まえた上で楽しませる演奏を

録音している。

トルコ行進曲が微分音を含む音階で演奏されていて、とてもひなびた風情だ。

なんとなくトルコってこんな感じ?とピアノを弾いている方々はたぶん、頭の中の

“なんとなくのイメージ”がグヮラングヮランと崩れてしまうに違いない。

それくらいインパクトのある演奏だ。


一般の音楽愛好家もいっぺん聴いといて損はありませんぜ



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前回のイラン人パーカッショニスト MORTAZAVI さんの別の演奏も

お届けしようと思う。


ヴァイオリンには子供用サイズの分数楽器というのがあるようだけれど

これも16分の1とかいうのかな。



こんなミニチュアみたいな楽器でようやるわだ。

もう勘弁しておくれ。


さて、トンバクの演奏で特徴的な“指パッチン奏法”は2種類あるらしいのだ。


ひとつは、親指に引っ掛けて飛ばす方法。(これは日本人にもお馴染み)

ただ、彼らは小指から人差指まで順番にものすごいスピードでこれをやるのだ。


もうひとつは、目から鱗みたいなやり方。

それぞれ隣りの指に引っ掛ける方法。

つまりこうだ。

人差指と中指を例にとってみると、人差指を中指の上にクロスするかたち

で引っ掛けることもできるわけだ。

当然、中指を人差指の上に引っ掛けると、こんどは中指を飛ばすこと

が可能だ。


これと同じことが他の指の組み合わせでもできる。

こんな動き、日本人の普通の日常生活ではまずやらないことだろう。

これを初めて知ったときはかなり新鮮な驚きだった。

まさに「その手があったか!」とひとつ賢くなった気がした。


では最後に、MORTAZAVI氏によるdafの演奏をご覧くだされ。




イラン(昔はペルシャといっていた)の代表的なパーカッション

TONBAK(トンバク)

フォルムは一見これが楽器?と思われるかもしれない。

花瓶か置物か。

エジプトのダラブッカのような螺鈿細工の華やかな装飾もなく

木工旋盤でくり抜いただけの素朴なもの。

せいぜい、表面に細かなストライプの彫りが入る程度。


それでも、インドなどにありがちな“いい加減さ”など微塵も

なくて精巧な作りは国民性かな?

あのペルシャ絨毯を見れば、さもありなんと納得。

本体の材は桑で太鼓のヘッドはラクダの皮を張られることが多い。


ところが、この楽器の演奏ときたら。

これぞ精緻の極みと言わずしてどうしようぞ!

TONBAKの演奏はいろんな名人のものを見聴きしてきたけど

このREZA MORTAZAVI青年の演奏を目にしたときの衝撃は忘れ

られない。

一言で表せば

「キミは何をやっているんだ!」


であった。

ここに紹介した演奏は、本来の伝統的なものからはかけ離れている。

特殊奏法のオンパレードともいえる彼のオリジナル作品だ。


まず、太鼓からメロディーが奏でられることに驚く。

これは、右手を皮の振動の節に軽く触れる(マッフル)ことによって

ハーモニクスを出しているのだ。

理屈ではわかるのだけれど、ここまでやられるとアングリだ。

左手はいわゆる指パッチンの要領で指をヘッドに飛ばす奏法。

これは本来の奏法どおり。


それにしても何なのだろう、この格調高さは。

ペルシャ音楽は西洋のクラシック音楽の源とされているように、

現在のオーケストラで使われている楽器の多くはペルシャ起源だ。

音楽体系はリズムに関しては詩の韻とともに高度に発展していて

僕の理解度のはるか何万光年の先にある。


このコンサートは西洋音楽の最高峰の“箱”と言っていいベルリン

フィルハーモニーホールで行われている。


イランという国は“西側”では伍しにくい相手として常に警戒している

のだけれど、この観客の鳴り止まない拍手は彼個人の演奏に対するもの

だけでなくて、ペルシャの悠久の文化に対する敬意の表明とも聞こえた。


あれ、いつになく真面目な記事になってもーた


ではご覧下さい。









ロケーションは、たぶんパリの街角。(違うかな?おーちゃん、

おせーて)

普段着の雰囲気から「いっちょ始めるべ~」とゆる~い出だし。

よっぽど場数を踏んでないと、この空気は出せない。

軽快でちょっと口数の多いベースもいい感じなら、ジャンゴ・

ラインハルトばりのギターのカッティングも渋いね。


しかし、この女の子の声ときたら!


ん~ん、何と言ったらいいんだろう・・・器楽的か?

一瞬の(ホントに一瞬の)息漏れの後にまるでリード楽器のよう

なアタック。

母音ですらアタックが効いている。


まるで、ジプシー・ヴァイオリンみたいに聴こえるフレーズもあ

る。喩えはわるいかも知れないけど“錆びたヴィオロン”(?)

きっと、子供の頃は「アンタ変な声ね~」なんて言われて育って

きたのかも。


けど、このヴォイスは お宝 でっせー


こんなヴォイスは決して訓練で得られるものじゃないと思う。

よくぞ、歌手の道に!


“汝はその声で、多くの人びとを悦びに導きなさい”と遣わされ

て来たのかもしれない。

スターとはこんなもんかねー。


これでもかと舞台で演じるふたり。


激情型の女性ヴァイオリニストとそれをクールに受け止める男性

トランペッター。

        ・

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        ・

        ・

しゃあない、まあ、演奏が上手いんで許そう。






ジャッキー

Author:ジャッキー
★マルチでありたいミュージシャン

フラメンコギターでの舞踊伴奏をするうちに、何の因果か各種パーカッション(ただしラテンはやりません)にもてあそばれる。

あがた森魚のサポート多数。
コンテンポラリーダンスグループ《まことクラヴ》では音楽・演奏担当。
FM局の音楽番組サウンド・オブ・ラテンアメリカのフラメンコの回《ムシカ・デル・ス-ル》では番組消滅までパーソナリティーを務めていた。
スペイン人ミュージシャン達にジャッキー・○ェンに似ている(?)と言われ、以来「ジャッキー」の名で音楽活動を続けている。
バレエ、演劇、語りの音楽なども。
いやはや。

でも、本業はピアノ調律師。

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